今回は、学生寮の加圧給水ポンプ分解整備作業をご紹介します。
こちらの学生寮は弊社にて、受変電設備、熱源設備、給排水設備、消防設備の各設備点検及び
修理、保全業務を行っています。
・加圧給水ポンプユニット
加圧給水ポンプ仕様表
使用電源: 三相200V
給水量: 450ℓ/min
全揚程: 62m
出力: 5.5kw
平成10年竣工
こちらの学生寮の加圧給水ポンプユニットのポンプモータ部分から異音が発生していました。
異音がしている状態で運転していると、モータ故障に繋がる可能性があり
分解整備を実施致しました。
まず電源を遮断、給水バルブ閉鎖を実施し架台から取外します。
上記写真はポンプとモータを取外した写真になります。
取り外したモータとポンプ部分を分解整備していきます。
ポンプ部分のケーシング、羽根車等を外します。
ポンプの分解が終わりモータ分解を行います。
古いベアリングを専用道具を用いて取外しています。
モータ組立が終わりポンプの組立を行い再度設置します。
モータ部分に重量がある為、損傷させない様、慎重に組込みます。
ポンプをケーシングに挿入し各ビス、ボルトで固定後に
給水バルブを開けて通水試験を行い、漏水がなければ
電源を再結線後、絶縁抵抗測定、試運転で問題がなければ作業完了になります。
今回の様な機器が故障する前に、異常を発見し分解整備を実施し
未然に機器故障を防ぐことが出来た作業例でした。