排水ポンプ本体および発停用のフロートスイッチの交換を行いました。
2台あるうちの1台のポンプが
排水しなくなってしまいました。
正常時、ポンプ運転時の電流値は
赤い針のところまで達するのですが、
調査時は著しく低下していました。
ポンプ本体が故障している症状です。
排水槽ピット内の機器の写真です。
右が故障したポンプで、
手前が発停用のフロートスイッチです。
フロートスイッチも動作が不安定なため、
こちらも交換します。
排水槽のポンプ用ピットへは
床上から直接降りられず、隣ピットの
「人通口」と呼ばれる横穴しか
通り道がありませんでした。
これでは作業性が悪いうえ、
長時間の作業では酸欠になる
恐れがありました。
そのためポンプとフロートスイッチの
交換作業を分けて実施しました。
まず、フロートスイッチを交換します。
左側が新品、右側が撤去品です。
配線はピット内で接続しています。
ピット内が非常に湿っているため、
配線の圧着はヒートガンを使用し、
新たにピット上部にボックスを
設置して収めました。
フロートスイッチ交換後の写真です。
(合成写真っぽい色彩になってしまいました…)
次はポンプを交換します。
左が新品、右が撤去品です。
経年によりサビがひどく、
故障していなくても早めの交換が
必要だったと考えられます。
据え付け後の写真です。
この後、フロートスイッチと同様に
ピット内で配線を接続します。
フロートスイッチおよびポンプの
交換後の写真です。
最後に試運転を実施します。
フロートスイッチの動作試験も
同時に行なうため、
実際にピット内に水を溜めて
運転状況を確認します。水が溜まったら運転し、
電流値が正常であり、
排水されたら停止したため、
異常が無いと確認できましたので
作業完了です。