設備点検の重要性 ~火災報道を見て~

ニュースでもかなり報道されておりましたので、ご存知の方も多いとは思いますが、
福岡市博多区のある整形外科病院において、火災が発生致しました。

建物は鉄筋コンクリート・地上4階、地下1階建て。
出火場所は建物1階、温熱療法器具用の加温器周辺だったようです。
あくまで報道されている事しか私共も分かりませんが、被害が大きくなってしまった要因の一つに設備の不良が挙げられています。

どうやら防火扉が正常に動作していなかったようです。
1階と2階の防火扉は閉まらず、また3・4階については、常時閉だったが消防隊が到着した時点で開いていたとのことです。

1階の扉は40年以上一度も点検されていなかったようです。この病院は防火設備の点検は受けていたものの、防火扉は消防法ではなく建築基準法に基づく設備のため点検されていなかったようです。また建築基準法では防火扉の点検義務の基準は自治体ごとに任されており、今回火災を起こした病院は対象外であったとのことです。

法令に基づく点検はあくまで最低基準ですので、必ずしも十分であるとは言えないこともあります。
特に消防設備の不良は人命に関わることも多く、不備がありますと大変危険です。
改めて設備の点検の重要性に気づかされるニュースでした。弊社は今後もお客様に安全を提供できるよう、努めていきたいと思います。

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