今回は、某大学実験室系統の空調機用排風機分解整備作業をご紹介します。
こちらの某大学は弊社にて、受変電設備、熱源設備、給排水設備、消防設備の点検及び
修理、保全業務を行っています。
・整備をする排風機
設置排風機の簡易説明
電源:三相200V
出力:3.7kw
風量:6000㎤/h
静圧:650pa
こちらの排風機は24時間運転の為、モータベアリング及びファン軸受ユニット部品の経年劣化によりが異音が発生しており、実験室の使用していない春休み期間に分解整備作業を実施いたしました。
ケーシングを取り外した状態
ギヤプーラーと呼ばれる工具でモーター側のプーリを脱着します。
モーター内部を分解した所になります。
(清掃及び塗装前)
(清掃及び塗装前)
モーター内部を清掃及び塗装ベアリングを交換実施。
モーター内部に絶縁ワニス塗装を実施中
ケーシングの塗装作業
モーター側の整備が終わり復旧
ファン側も同様に工具にて脱着をします。
ファン側軸受ユニット取外し
新旧軸受ユニット旧軸受ユニットのベアリングは固着気味でしたので電流値も上がっている状態でした。
ファン、モーター分解整備後
新軸受ユニット 取付
整備後に芯出し作業を行います。
芯がずれたまま運転しますと、軸受に異常振動が発生したり、Vベルト、プーリ、軸受の耐久性が低下します。
芯がずれたまま運転しますと、軸受に異常振動が発生したり、Vベルト、プーリ、軸受の耐久性が低下します。
絶縁抵抗測定
今回の発生材になります。
試運転を行い特に問題なく作業は終了
弊社はオペレーション以外にも、このような整備業務も行っております。
簡単ではありますが、排風機の分解整備及び消耗部品の交換作業になります。